Documents  2005/09/17

午前10時、ニナ&マロアンとYCAMスタッフは品川駅に集合。用意していた車に乗り込んでカメラテストも兼ねた下見に出発します。
カメラの固定器具や多様な三脚、自作ショックアブソーバーなどを駆使して、揺れの無い理想的な映像が撮れるように様々な方法を試します。

  
  

日中は車の数も多く一定の速度を保つ事が困難です。時折渋滞で停まってしまうこともあるので撮影本番は翌日の早朝を予定しています。映画で使用されたルートの確定がこの日の重要課題でした。「赤坂トンネル」「千代田トンネル」「飯倉出口」、、目的のシーンに写っている標識やビルなどを手がかりにしてそのルートを走ってみました。当たり前ですが40年前とは驚くほど風景が変わっています。撮影車線や走行速度など細部をチェックするため現場でも『惑星ソラリス』の画面と撮影画面を入念に見比べました。

夜、道路の混み具合を見計らって夜の走行シーンと夜景を見下ろすシーンの撮影を開始しました。国会議事堂前から246に入り赤坂見附交差点を神宮外苑の方へ走り抜けるカットからスタート。11日に選挙が行われた事も関係してかこのエリアの道路沿いは警察官が立ち並ぶ物々しい雰囲気です。やましい事はないものの、見方に寄っては不審がられてもしかたが無いスタイルの車と運転手の為、失敗して何度もグルグルと同じ道を走るわけにはいきません。張りつめた緊張感のなか2テイクでOKが撮れ、早々に立ち去りました。その後、赤坂プリンスホテルに登って夜景のカットを撮影。本日のロケはこれまで。明日の早朝ロケも勝負です。

 

back<   >next      
site top