「RADLOCAL」は、「地域課題」や「公共空間」に対し、その課題を見つけ出し、幅広い発想力によって適切な解決策を提案できるプロデューサーやプランナーなど、地域の新しい視点からの文化の創造を担うエキスパートのための4 日間の人材育成プログラムである。(第 1 回目は 2014 年に開催。)
「RADLOCAL」の「RAD」は、革新的という意味を持つ英語「Radical」の頭3文字であるとともに、YCAMが活動する上で重視している「R&D リサーチ & ディベロップメント( 研究開発 )」と両義的な狙いが意図されている。これらのマインドを持ちながら、メディアと地域を掛けあわせることによって、常識をくつがえす新しい提案が生まれてくることを期待している。
RADLOCAL 2
IoT、ビックデータという来るべき情報化社会の中で、地域コミニティから生活空間に至る目に見えない“小さなビックデータ”を、どのように個人レベルで収集、発信、活用できるのか。
季節の変わり目を伝える虫の鳴き声、天気で表情を変える植物、時や天候で変わる人の流れや密度、職人が見分ける旬な魚の鮮度、自転車で感じる風の心地よさなど、ぼくたちが生活する家や、学校、商店街、道端、公園、あらゆる場所には音、熱、味、感触、予感など"目に見えない情報(メディア)"が溢れている !
地域に暮らす人達と場所の関係から"目に見えない情報"をデータ化し、解析、編集、発信していくことで、地域に潜む新しい価値を見つけだす。そして、既存のローカルメディア(地方紙や地域 W E B サイト)だけではない、共につくり、共に発信する新しいローカルメディアの可能を探っていく。
データ化のスキルを学び、
そこから生まれる未来のローカルメディアについての実践と議論の4日間!
11月3日[木]4日[金]
レクチャー
ワークショップ
11月5日[土]
フィールドワーク
11月6日[日]
プレゼンテーション
ゲスト講師によるテーマに沿ったレクチャーを行います。地域の見えざる関係を浮かび上がらせる視点、データセンシングの動向、オープンデータの活用、ローカルメディアの現状、また実践的なデータ分析方法などがテーマです。
グループに別れて、YCAMで用意したサンプルデータをもとに、プログラミングを用いたデータ分析と可視化を行います。その後、各グループのアプローチをもとにディスカッションを行います。(プログラミング初心者でも問題ありません。)
地元のガイドと共に商店街やYCAM近隣エリアを探索し、ひとりひとりの視点からデータのオープン化まで、どのようなアプローチが可能かを探ります。
レクチャー、実践、リサーチをふまえて、地域におけるこれからのデータ活用について、各グループでディスカッションを行い、プレゼンテーションの準備を行います。
最終日は、参加者のみならず、地域の方に向けてのプレゼンテーション。目的、着眼点、取得したデータ、取得方法、見せ方の工夫など、今後の活用展望なども含めて発表します。またゲスト講師による、総評も実施します。
1979 年生まれ。デザイン研究者、デザインリサーチャー。芸術博士(ファッションデザイン)。慶應義塾大学環境情報学部准教授。共著=『FABに何が可能か──「つくりながら生きる」21 世紀の野生の思考』(フィルムアート社、2013)、『リアル・アノニマスデザイン──ネットワーク時代の建築・デザイン・メディア』(学芸出版社、2013)、『インクルーシブデザイン──社会の課題を解決する参加型デザイン』(学芸出版社、2014)など。 編著 =『fashionista001』『vanitas002』『vanitas003』(vanitas編集部、 2012-14)ほか。
1982 年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、雑誌「スタジオボイス」、出版社フィルムアート社編集部などを経て独立。アート/カルチャー 書のプロデュース、ウェブサイトや広報誌の編集、展覧会やイベントの企 画・ディレクションなど幅広く活動している。近年は「フェスティバル/ トーキョー」(2012、13)「十和田奥入瀬芸術祭」「札幌国際芸術祭 2014」 など各地の芸術祭やアートプロジェクトに編集者、ディレクターとして関わる。著書に『大人が作る秘密基地』(DU BOOKS)、『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)、共編著に『決定版・ゲームの神様
横井軍 平のことば』(スペースシャワーネットワーク)など。NPO 法人 芸術公社、路上観察グループ「新しい骨董」 などの活動も。
OFFICE YUKI KAGEYAMA http://www.yukikageyama.com/
長崎生まれ。東京都在住 Airbnb ホスト。
2006 年情報科学芸術大学院大学修了後、財団法人国際メディア研究財団 研究員を経て 2012 からフリーランスのソフトウェアエンジニアとして活 動。主に自然言語処理やデータの視覚化、分析などのプロジェクトに関わ る。選挙から魚市場までさまざまなデータに興味をもち日々を過ごす。趣 味は磯から狙うブリ、ヒラマサ、ヒラスズキなどのルアー釣りと日本酒。 長岡造形大学 非常勤講師、武蔵野美術大学
非常勤講師
[日時] |
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2016年11月3日[木]–6日[日] ※ 6日の聴講は申込不要 11月3日[木]13:00〜19:00 11月4日[金]-11月5日[土]10:00〜19:00 11月6日[日]10:00〜17:00 (一般聴講は13:00〜) |
[場所] |
山口情報芸術センター[YCAM] (アクセス) |
[参加費] |
無料 |
[定員] |
20名(大学生以上対象) |
[申込方法] |
事前申し込み(選考あり) 応募受付は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。 |
[申込締切] |
10月2日(日) |
お問い合わせ |
山口情報芸術センター[YCAM]RADLOCAL担当 メールアドレス : information@ycam.jp |
※YCAMで用意するもの:イベント保険代
※含まれないもの:YCAMまでの交通費、宿泊代、食事代、親会費用(11月3日・11月6日/各2,000円・受付時支払い)
※持ち物:ラップトップPC、着替え
※注意事項
・4日間全日の参加が必須となります。途中からの参加は受け付けしておりません。(※ 最終日の聴講のみは申込不要で参加可能です。)
・宿泊、渡航の手配は参加者ご自身で行うようお願いいたします。
応募受付は終了いたしました。ご応募ありがとうございました。
こんな方に参加をオススメ
地域の取り組みに感心がある方、企画・開発・デザインに興味がある方、 自分の持っているスキルを地域で活かしたい方
歓迎するスキルについて(必須ではありません)
クリエイティブ |
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プランナー・編集者・プロジェクトマネジメント UI/UXデザイン、グラフィック、プロダクト、音楽制作、映像制作 |
ソフトウェア |
アプリ開発、フロントエンド、バックエンド、画像処理、音声処理、データアナリスト |
ハードウェア |
電子回路、機構、無線 |
4日間の渡る集中ワークショップは無事に終了いたしました。ここでは現場の雰囲気と当日のプレゼンテーション、及びイベント内で講師陣のレビューを掲載いたします。また講師でもあった影山氏にRADLOCAL2全体についてのレポートも併せて掲載いたします。
[主催] |
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山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |
[後援] |
山口市教育委員会 |
[助成] |
平成 28 年度文化庁文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業 |
[協力] |
ソニー |
[技術協力] |
YCAM InterLab |
[企画制作] |
山口情報芸術センター[YCAM] |
©2016 Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]