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January 10, 2007

記録映像・写真展「A MAN ON THE BRIDGE」

2006年初夏に行われた野外連続ダンス公演「30x30」の
フォルティエ X 田邊アツシ+田邊るみ
記録映像・写真展 「A MAN ON THE BRIDGE」
いよいよオープン!

フォルティエが30日間踊り続けたあの夏、
街が変化していく様子を鮮明にとらえた
映像、写真が山口市在住の2人の作家・
クリエーターの視点から語りかけてきます。
どうぞ、ご覧下さい。

 フォルティエ×田邊アツシ+田邊るみ
記録映像・写真展「A MAN ON THE BRIDGE」

日時:2007年1月10日(水)〜2月26日(月) 10:00〜20:00
火曜休館
※ポール=アンドレ・フォルティエと田邊アツシ、田邊るみによる
アーティストトークの詳細は追って告知します。

会場:ホワイエ他

料金:無料

制作 四元朝子

December 23, 2006

「30x30」の記録映像・写真展開催決定!

DSC04870_web.jpgPhoto.Rumi Tanabe

2007年1月10日(水)〜2月26日(月)、フォルティエ×田邊アツシ+田邊るみ
記録映像・写真展「A MAN ON THE BRIDGE」を行います!

これは、ポール=アンドレ・フォルティエ野外連続ダンス公演「30x30」で
30日間毎日フォルティエとカメラを通して向き合った田邊アツシと田邊るみの
映像と写真の展覧会。
梅雨のジメジメとした日も、照りつける暑い夏日も、そして台風の日も
商店街の橋の上で踊り続けたフォルティエを、時には橋の下から、
また時には商店街のアーケードの上から撮影した2人の作品展です。

期間中、ポール=アンドレ・フォルティエが来日し、
田邊アツシとるみによるアーティストトークも予定されています。

制作 四元朝子

July 18, 2006

30×30山口最終公演

30×30の最後の公演を数時間前に終えたばか りで私はまだ興奮している。非常に温かく迎えられ、たくさんのお客さんが来てくだ さり、最後には大きな拍手と埋め尽くされるほどの花束でいっぱいになった。新聞記 者やテレビ局の方、交代で写真をとる人たちもいた。プレゼントも頂き、涙がこぼれ る感動的な最終公演となった。魚屋の主人は気持ちのこもった力強い握手をしてくれ た。私たちがお互いを懐かしく思うようになるのは確かだろう。ビデオ作家のアツシ と彼の涙していた妻に対してもそれは同じことだ。彼らは私を心から受け入れてく れ、私は彼らの歴史と思い出の一部となった。私にこの貴重な経験をさせてくれた岸 さん、彼のアシスタントのともこさん、そして温かく受け入れてくれた YCAM スタッフの皆さんにとても感謝している。私が山口で友達になった人たち、そして小 さな橋の上で踊る私を見に来てくれた全ての人に、ありがとう。

ポール=アンドレ

Au revoir, mon petit pont...さよなら、わたしのかわいい橋…。

IMG_7043.jpg

「30x30」も、本日終了しました。
これまでより一番多くの方々に見守られ、
大きな拍手を頂き、フォルティエさんも感動。

踊り終えて、みなさんにご挨拶し、時折涙ぐみながら、
別れを惜しむように、できるだけ多くの人とお話をしました。

最後に、帰る車に乗る直前、
フォルティエさんは振り返って一言。
「Au revoir, mon petit pont...さよなら、わたしのかわいい橋…。」

これから、また異なる視点で、山口の街を見る事ができるようになりそうです。

制作 四元朝子
(写真 丸尾隆一/YCAM)

July 10, 2006

田邊アツシの30x30

「30x30」 の記録映像を担当する田邊アツシの視点から、
ポール=アンドレ・フォルティエの一日一日を紹介するブログ。

毎日、田邊さんに見守られているのは、大きな安心感を得る、
とフォルティエさんは言っています。(制作 四元朝子)

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Day 22 【2006.7.10】曇り/雨


嵐再び。

雲は、次々と飛び去り、
木々は枝葉を激しく揺らす。

荒れ狂う、風。

大気は生温い。

風雨に晒されていく肉体。
ひたすら耐える精神。

Photo.Rumi TANABE
day22.jpg
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田邊アツシ ブログ "A MAN ON THE BRIDGE"
http://www.rungraph.com/3030/

July 02, 2006

サイン!

30x30も13日目。
本日は、曇り空。太陽が時折、見えたり、見えなかったり。
日曜は、周囲のお店も閉まっているので、見てくださる
お客様もいらっしゃらないのでは?と心配しましたが、
今日も多くの方に30x30を見ていただきました。

時間通りに来てくださる方、通りがかりにふと立ち止まって
「噂を聞いていたわよ」とニコニコ顔で話してくださる方。
フォルティエと食事に行ったときのお店の方や、サポートで
入ってくれているスタッフのお友達…お客様のあたたかい
お言葉に、フォルティエもどんどん山口を好きになっているようです。

本日も、皆さん、ありがとうございました。

今日のようなじっとりとした天気の日は、
フォルティエのゆるやかな動きが
街の風景を包み込むんでしまうような、
ずっしりとしたが空気が漂います。
晴れた日、雨の日ともまた異なる印象が。

映像作家の田邊さんも、カメラを通して様々な視点から
フォルティエに、毎日向かい合います。

そして今日は、ダンスを終えたフォルティエと田邊さんに、
いつも見に来てくださる方からサインのお願いが! 
30x30アーティストは、人気者になってきたのですね。

060702_1310~001.jpg
(写真 喜んでサインをしているフォルティエ)


そして、7月23日にYCAMで世界初演を行う「1x60」制作も
着々と進んでいます。
朝早くから遅くまで作業する南さん、松本さん。
映像の実験、プログラム、構成の検討を重ね
午後はフォルティエも加わり、今までできたところをダンスを入れての通し。
背筋をピンと伸ばしたくなる緊張感のある舞台。

作品が生まれるのに多くの試行を経て、みなさんのもとに届きます。
7月23日をどうぞお楽しみに。

制作 四元朝子

June 28, 2006

100回目の公演

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今日で30×30ダンス公演は100回目を迎えた。“感動的”とういうのが私の心にくる唯一の言葉だ。私はこの企画を全体的に捉えることはできない、これは一人の人間にはあまりにも大きすぎる。私はそれについて自分にとってわかりやすそうなことを探して1日のうちにせいぜい10回は考えている。今日、自分が100回のパフォーマンスを成し遂げたことをしみじみ実感した。それは全く簡単だったわけではない。うっとりしてしまうようなダンスになったこともある。しかし、私の情熱と愛が欠けることは一度もなかったと言える。この企画は私が思っていた以上に厳しいものだった。偶然を創出する時間に、ダンスとダンサー自身を人々に見せるというのは素晴らしい考えだと思うが日々この状況で生活していく事は、かなり大変である。私は毎日暑さや、湿気にも関わらず再び踊りたいという気持ちを持って自分があの日本らしい<私の>橋に立っていることに驚く。その中で素晴らしいことが起きると分かっているから、天候の不快さも忘れてしまうからだろう。私と私のダンスの一部となる街の人々の間にあるこの言い表しようのないものが私に必要なエネルギーをたくさん与えてくれている。私はとても強烈な経験をしている、誰かが山や森や海で探検することを話すかのように私がこの経験を語るのは、全ての探検における肉体的、精神的な要求と同じ観点から見て、これが私のダンスの動きの探検、模索であると言えるからだ。いつかこれに名前をつけることができたらと思っている。私は今その探検を行っていて、その喜びの中にいる。ここ山口での公演はあと20回となった。私のダンスに注がれる町の人々の視線がいつも楽しみである。

ではまた
ポール=アンドレ=フォルティエ
(写真 丸尾隆一/YCAM)

野外でダンスをすると言うこと

6月28日(水)、山口で始まって「はや」10日目。
梅雨の中休みか、日差しも強く、これまでで一番暑い。
踊り終わったフォルティエさんの頭に大粒の汗が噴き出している。
劇場内では公演に際し温度を始め環境がコントロールされている。
当然であるが、特別に仕掛けを作らない限り雨が降ってくることもない。
2月にイギリスーニューキャッスルで始めた時は寒かったと言う。
街中(劇場外)で踊ると言うことは、自然環境との戦いでもある。
それにしても異常気象、6月から真夏日とは。
失念していたが、ニューキャッスルから本日で100日目。
残り、「まだ」50日。

シアター・ディレクター 岸 正人

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