YCAM WORKSHOPSメディアのエッセンスがつまった
ワークショップ8種類を一挙公開!!
展覧会のオープンに先立ち、これまでYCAMが開発した8種類のオリジナルワークショップを、ゴールデンウィークの4日間で開催します。 各日程ごとに、全国のミュージアムエデュケーターや教育研究者をレポーターとしてお招きし、YCAM教育普及スタッフに対して、各ワークショップの背景やコンセプトをインタビューしてもらいます。 これらのインタビュー映像を展覧会で「YCAMエデュケーションアーカイブス」として展示します。
- 料金:
- 各回500円
- 対象:
- 小学4年生 〜 一般
- 定員:
- 各回10名 ※要申込
- 講師:
- YCAM教育普及スタッフ
受付
10:00-12:00
パスタ建築
個性やセンスによらないユニークさを学ぶ
パスタを用いて簡単な構造体をつくることで、計算機科学の「セル・オートマトン問題」について簡単に理解できるワークショップです。単純なルール(アルゴリズム)から、複雑でユニークな構造体が生み出されていきます。
13:30-16:30
walking around surround
持ち歩けるスピーカーを使って音と空間について考える
独自に開発したワイヤレススピーカーを使って、時間と空間の構成=作曲をおこなうワークショップです。日常生活で意識する機会が少ない「音の聞こえ方」や「空間の鳴り方」について体験的に学習できます。
受付
10:00-12:00
Search’n Search
検索の裏側の仕組みや社会とのつながりを探る
インターネット上の「検索エンジン」の仕組みと役割を、カードの並べ替えや、投票を模したゲームを通じて学ぶワークショップです。意図通りに検索するためのコツを身につけるとともに、検閲や監視のリスクについても理解することができます。
13:30-16:30
ケータイ・スパイ・大作戦
ネットワーク社会におけるマナーとルールを学ぶ
携帯電話のカメラ機能を使った〈鬼ごっこ〉と、そのルールづくり通じてネットワーク社会におけるマナーやルールを学ぶワークショップです。高度情報化社会における、公平や安全の在り方について楽しく遊びながら思考を深めることができます。
受付
10:00-12:00
テクタイルワークショップ
手や皮膚で触れている感覚「触感」を再発見
「テクタイル・ツールキット」を使って、皮膚を通して何かに触れたときの感覚「触感」を活用した創作をおこなうワークショップです。これまでほとんど開拓されていない「触感」のデザインについて知ることができます。
13:30-16:30
コトバ身体
コトバとカラダの関係を考える身体ワークショップ
身体の動きをコンピューターに取り込み、自分の思いついた言葉と組み合わせていくことで、新しい身体の動きや言葉を生み出していくワークショップです。言葉の持つ〈力〉や、身体との関係性について理解することができます。
受付
10:00-12:00
Eye2Eye
「視線入力技術」を使い、視線について考える
視線だけでコンピューターを操作する技術「視線入力技術」を使って、さまざまなゲームをおこなうワークショップです。視線の特徴や、その背景にある心理作用について、体験を通じて理解することができます。
13:30-16:30
感覚アスレチック
張り巡らされたゴムを使い、からだについて内側から考える
空間の中にさまざまなかたちで張り巡らされたゴムを避けていくことで、自分の身体の特性を把握するワークショップです。身体が〈インターフェース〉として、どのように環境の情報と接し、それに対処しているかを客観的に理解できます。
シンポジウム「ワークショップはどうやって創られるのか?」
受付
- 対象:
- 高校生~一般
- 定員:
- 100名 ※要申込
- 講師:
- 佐藤優香 + 池内一誠 + YCAM教育普及スタッフ(会田大也、菅沼 聖)
オープニングレクチャー&デモンストレーション「これからのメディア教育環境」
受付
- 対象:
- 高校生~一般
- 定員:
- 50名 ※要申込
- 講師:
- 上田信行
子どもあそびばミーティング
- 対象:
- 小〜中学生
- 定員:
- 各回20名 ※要申込
- ファシリテーター:
- 臼井隆志
受付
受付
受付
ギャラリーツアー
- 対象:
- 小学4年生〜一般 ※小学3年生以下は保護者同伴
各関連イベントへの申込方法
ワークショップ、シンポジウム、レクチャーなどの各関連イベントへは、 ・参加ご希望のイベント名、開催日 ・住所、氏名(ふりがな)、性別、生年月日 ・電話番号、e-mail等連絡先 をお書き添えの上、開催日前日までにFAX、e-mailにて、下記までお申し込みください。
※託児サービス:希望の方はイベント開催1週間前までにお問い合わせ下さい。
ゲストプロフィール
井島真知|イシマ マチ
林原自然科学博物館展示教育部エデュケーター。恐竜をはじめとする古生物学の博物館で、展示やプログラムを企画、実施している。エデュケーターとは、博物館の中で、展示やプログラムを利用者にとってよいものにするための役割を担う。研究者と協力して、化石や古生物学の魅力が伝わる場づくりを目指している。
森 秀樹|モリ ヒデキ
大阪大学大学院人間科学研究科 助教(教育工学研究分野)。株式会社セガでエデュテイメントソフトウェアの企画開発担当、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員、株式会社CSKで子供向けワークショッププロジェクト「CAMP」の担当などを経て現職。「つくる」楽しさを伝えることを目指して、小学生を対象にメディアを活用したものづくり教育の実践的研究を進めている。
池内一誠|イケウチ イッセイ
九州国立博物館展示課主任研究員。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」をテーマとする九博の体験型展示室「あじっぱ」の展示や体験プログラムの企画・運営、学校教育との連携等を主に担当。どうすればお客様が「博物館は楽しいところ」と実感してくださるか、博物館や展示作品を身近なものと感じてくださるか、考察・実践している。
佐藤優香|サトウ ユウカ
博士(教育学)。国立民族学博物館機関研究員を経て、2012年3月まで国立歴史民俗博物館助教。専門は学習環境のデザインと博物館教育。博物館におけるコミュニケーションについて歴史と実践のふたつの手法で研究。博物館や小学校におけるワークショップやコミュニケーションのためのツール、子ども向けウェブ等を多数デザイン。
上田信行|ウエダ ノブユキ
ラーニング・アーティスト、ネオミュージアム館長、同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授。2010.4 - 2011.3、MIT メディアラボに客員教授として在籍。ハーバード大学教育大学院に留学後、子どもの知能観に関する研究で、Ed.D.(教育学博士)を取得。1990年「ラーニングアート」の実験的アトリエとして奈良県吉野川のほとりにネオミュージアムを創設し、数多くのワークショップを開催する。主著:『プレイフル・シンキング』(宣伝会議 2009年)。
臼井隆志|ウスイ タカシ
2008年より練馬区を拠点に、子どもの遊び場である児童館をアーティストのアトリエ、ギャラリー、ステージとして活用するプログラム「アーティスト・イン・児童館」を開始。プログラム・ディレクターとして事業の企画、アーティストによるプロジェクトの運営を担当している。
http://jidokan.net/