Photo: Xavier Sivecas

reacTable

セルジ・ジョルダ、マルティン・カルテンブルネル、ギュンター・ガイガー、マルコス・アロンソ
(ポンペウ・ファーブラ大学 ミュージック・テクノロジー・グループ)

歌手ビョークのワールドツアー「Volta」で演奏されたことをきっかけに、大きな注目を集める「reacTable」。本展では、この話題の電子楽器を観客が実際に手に取って操作できるよう、インスタレーションの形式で公開します。本作は、光る円卓上で、複数のオブジェを動かしたり、回転させることによって、音楽と映像を操作する全く新しい電子楽器です。オブジェの位置や距離、それぞれのオブジェ同士の関係性によって、音と映像が創り出されます。複数のプレイヤーが同時に演奏でき、さらに映像によって音の状態や動きがナビゲートされるため、他人のプレイや卓上の映像を見ながら、演奏方法を直感的に学習、習得することができます。

ポンペウ・ファーブラ大学 ミュージック・テクノロジー・グループ
Music Technology Group, Universitat Pompeu Fabra [スペイン]

音響処理や合成、インタラクティブミュージックシステムの開発、音楽認知におけるコンピュータモデルの研究をおこなうポンペウ・ファーブラ大学の付属専門機関。1994年創設以来、これまで40人以上の研究者をむかえ、新しい楽器のデザイン、タンジブルな楽器や携帯電話のためのアプリケーションの開発などをおこなっている。
http://mtg.upf.edu/reactable/