2つの展覧会で見えてくる
<アート + メディア + 身体表現>の新たな次元。
スティーヴ・パクストン
「Phantom Exhibition~背骨のためのマテリアル」
Phantom Exhibition, Steve Paxton with Florence Corin and Baptiste Andrien (Contredanse). Photo: Contredanse (Florence Corin and Baptiste Andrien)
身体のあらゆる感覚と行為の枠組みを問い直す。
コンテンポラリーダンスとアートが融合した
パクストンの身体の思想、ここに紹介。
YCAMでは、34年ぶりの来日を果たすアメリカ・ポスト・モダンダンスを代表するダンサー/振付家、スティーヴ・パクストンの新作映像インスタレーションを中心に、作家によるデモンストレーション、専門家を招いたレクチャーなどによって、パクストンの身体における思想を総合的に紹介する展覧会を開催します。
現在のダンスシーンに多大な影響を与えるパクストンのメソッドと独自の表現を、映像インスタレーションで体感するとともに、さまざまなイベントによって読みとく本展を通じ、パクストンの活動を1960年代からの社会的、歴史的文脈から紹介するとともに、メディア表現によって発見される新たな身体と空間の現在形を考察します。
「インターイメージとしての身体」
メディア表現によって新たに発見される身体。
ポスト身体の形を考える。
さらに、スティーヴ・パクストン展の開催にあわせ、YCAMが取り組む〈アート + メディア + 身体表現〉のテーマを探求する、3組のアーティストの作品による企画展「インターイメージとしての身体」も開催。
メディア表現によって新たに発見され、作品のなかで積極的に表現される「自己の身体」と「イメージとしての身体」。回帰される二重の身体性=「インターイメージとしての身体」に注目しながら、今日的なメディアテクノロジーと身体の関係性や可能性について考えます。
□展示作品
newClear + アレッシオ・シルヴェストリン「skinslides」
高嶋晋一「Pascal pass scale」
□参考上映
勅使川原三郎「Friction of Time - Perspective Study vol.2」
企画展:スティーヴ・パクストン「Phantom Exhibition~背骨のためのマテリアル」
主催:財団法人山口市文化振興財団
後援:山口市、山口市教育委員会
共催:DANCE DOCUMENTS JAPAN COMMITTEE (DDJC)
助成:日米友好基金、Asian Cultural Council、財団法人セゾン文化財団
企画:山口情報芸術センター[YCAM]
技術協力:YCAM InterLab
キュレータ:阿部一直(YCAM)
デザインディレクション:川上 俊(artless)
*この企画は、全国の芸術機関、施設が連動して開催する「Touch, Contact, Bones Steve Paxton + Lisa Nelson Dance Project 2009.4.26-8.31」の一環としておこなわれます。
主催:DANCE DOCUMENTS JAPAN COMMITTEE (DDJC)
共催:京都の暑い夏事務局、株式会社ワコールアートセンター、東京藝術大学大学院映像研究科、近畿大学国際人文科学研究所、早稲田大学演劇博物館グローバルCOE 舞踊研究コース、財団法人山口市文化振興財団
協力:公立大学法人青森公立大学、国際芸術センター青森AIR実行委員会(予定)
助成:日米友好基金、Asian Cultural Council、財団法人セゾン文化財団