「Radio Solaris /−273,15℃=0 Kelvin」
建築の中に読み解かれていく社会とリアル

ニナ・フィッシャー&マロアン・エル・サニは、これまでキルリアン写真(Aura Research)やミケランジェロ・アントニオー二の映画(L'avventura senza fine)、アングラのクラブスポット(Phantom Clubs Berlin/Liverpool)など、それぞれ異なるメディアの表層に刻印されたまま見過ごされてきた社会事象の痕跡、現在との距離、想像的関係性を、独自の方法で再生させ、鮮やかな手法でインスタレーションとして展開してきました。今回の「Radio Solaris /−273,15℃=O Kelvin」では、ベルリンに残る旧東独政権下に建設された<共和国ラジオステーション>の、建築物としての存在の奇妙さに注目し、オールロケ撮影をおこなっています。

 

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