会田大也

Daiya Aida

ご自身の作品の寿命について考えることはありますか? どのようなことを考えていますか?
自分が作る作品については、現代に対する自身の応答なので未来の人々にそれが共感され得るとは思っていません。したがって作品の寿命は短いと考えています。
タイムマシーンで100年後に行けるとしたら、どのような形であなたの作品と出会いたいですか?
人の噂として聞いてみたいです。
人の死についての定義も様々ですが、もし「作品の死」を定義するとしたら、あなたはどのような状態が作品の死だといえると思いますか?
自分の作品について知っている最後の人間が死んだ時。
YCAMに作られる「メディアアートの墓」に、ご自身の作品の中で入れたい作品はありますか?
もしあるなら、どの作品をどのような形で入れたいですか?
あります。巨大な1万円のパズルの作品があるのですが、敷き詰める形で屠りたいです。
その他、ご意見ありましたらお聞かせください。
メディアアートの根幹を成すメディアの定義がはっきりしていないところでは、一つのメディアとも言える「墓」を造るのが難しそうだと考えますが、あるいはこの墓前で祈られる思いの中にメディア(アート)の定義もまた立ち現れるのかも知れませんね。