grp0618210323.jpg 300×600 59K 渡部里奈
山口情報芸術センター アシスタントキュレーター
山口情報芸術センターでのアートプロジェクトやサウンドイベントのアシスタントキュレーターとして企画・進行補助を担当。
今回は、"path"舞台制作状況を分かりやすくレポートします。

■2005/06/30/(Thu)  ステージ上はこんな雰囲気です。
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魚眼レンズでステージ上を撮影しています。

■2005/06/29/(Wed)  ゆうゆうワイドの取材風景
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NHKの番組「ゆうゆうワイド」に内橋さんと藤本さんが生出演。「path」のリハーサル風景が放映されました。

■2005/06/25/(Sat)  ステージ上では・・
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■(左から3番目)7,1chのサラウンド用収録マイクがステージ上に設置されました。
■(真ん中左)これがダクソフォンです。コントラバスの弓で、固定された「ものさし」のような木片を弾き、その振動によって奏でられる創作楽器だそうです。木片や奏法によって様々に醸し出される音色は、まさに変幻自在。ダクソフォンとUAさんの声とがコラボレートするリハーサルのシーンは、思わず息をのみました。
■(左下)ステージ上には、出入口が設置されています。
■(左から3,4番目)LEDの「横顔」。「約1670万色を瞬時につくり出すことができる」この照明の特性がフルに活かされたシステムが、藤本さんによって構築されつつあります。

■2005/06/23/(Thu)  UA いよいよYCAM入り
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■2005/06/21/(Tue)  各セクションの制作風景
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■(上/中左)ステージ上に内橋さん用の演奏ブースを制作しています。内橋さんが楽器をスムーズに演奏できるようご本人を囲むように机を設置し、回転椅子に座ることで、ギター、ダクソフォンなどの楽器を、移動することなく1カ所で演奏できるように工夫されています。
■(中右)楽屋ラボから舞台オペブースに機材を移動。奥からミキサー、YCAMスタッフ伊藤さんのサラウンドコントロール用コンピューター(本プロジェクトのため独自に開発)、古堅さんの映像用コンピューター、真鍋さんが使用するデータ解析用コンピューター、藤本さんの照明コントロール用コンピューター。
■(下左)音響の福原さんが、持ち込みの機材を用いて、ひとつずつスピーカーのレベルを合わせています。この日、ウーファーの位置決めをするテストを行い、最終的にハイボックスが23、サブウーファーが4つの計27チャンネルに決定。スピーカーの高さも決まりました。(配置等は、system & plotをご覧ください)

■2005/06/19/(Sun)  天井スクリーンが吊り上がりました!
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ついにスクリーンが完成! スクリーンが壊れないよう、各バトンの水平レベルを確認しながら、慎重に少しずつ吊り上げていきました。写真は照明デザインの藤本さんがスピーカとLED照明を吊り込んでいるところです。

■2005/06/18/(Sat)  天井スクリーンを構造体に取り付け
CRW_7784.jpg 300×600 60K今日は昨日私たちYCAMスタッフが総出で制作したスクリーン部分を、バトンに取り付けたアルミトラスの躯体に取り付ける作業です。スクリーン面は柔らかいので、汚れや凹凸ができないよう取り扱いには細心の注意が払われ、水平を保つためのレベル合わせなどの調整を行いながら作業が進行しました。
写真をご覧いただくと分かるように、スクリーンには直接人が乗ることができないため、構造体であるトラス上から身を乗り出してスクリーンを取り付ける作業を行っています。

■2005/06/17/(Fri)  天井スクリーン制作中・・・
CRW_7640.jpg 300×500 27Kスクリーンの構造ができたところで、今度は映写面の制作です。とにかくお客様の頭上に設置するものですから、軽量化を考えました。スタイルフォーム(超軽量発砲ポリスチレンEPS)という発泡スチロールのような素材で骨組みを作り、天井材の「NKボード」というハレパネに薄いアルミ板が挟まっている素材でスクリーン面を作ります。元が発泡スチロールという素材のため、万が一お客様に降ってくることがあっても人身事故には至らないように考慮しています。
スクリーン制作の作業は、単純にスクリーン面とスタイルフォームの接着剤で貼付けていくというかなり地道なものです。戦力となっていたアルバイトのスタッフが抜けた夜間は、舞台制作以外のYCAMスタッフも加わり、夜を徹しての作業となりました。私も参加しましたが、実際にやってみると、接着剤は、塗る端から乾燥して粘着性が強くなり、扱いはなかなか困難。スタジオAの天井に無事、見事に吊り上げられているスクリーンをイメージしつつ奮闘しました。

■2005/06/16/(Thu)  天井にトラス出現!
grp0618210323.jpg 300×600 59K天井のスクリーンを支える土台となるアルミトラスがバトンに取り付けられました。トラスは11mx7mで、男性4人で動かすことができるぐらいの重さです。
今回は、スタジオAの劇場空間をフルフラットで使用。つまり、客席が床下に収納され、通常の客席部分もステージ空間として使用されるため、通常の舞台仕様と勝手が異なります。特に今回は、スクリーンが巨大なため、作業が慎重に行われています。
また、吊り上げる直前で舞台位置が変更になったため、機材の吊り位置もそれに合わせて変更されました。天井部分の配置が基盤となって、全ての機材が仕掛けられているのも"path"特有の創作方法でしょう。

■2005/05/14/(Sat)  舞台仕様決定!?テストスクリーン設置
CRW_5874.jpg 200×300 16K今日、YCAMスタジオAに5mX7mの巨大スクリーンがつり上げられました。これは、予定しているセットの訳半分のスクリーンで、セットが本当に有効的に働くかを確かめるチェックです。

2005年05月 06月