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December 16, 2006

1x60 カナダ・モントリオール公演

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12月13日(水)〜16日(土)まで、カナダ・モントリオールにて、
ポール=アンドレ・フォルティエYCAM滞在制作新作ダンス公演「1x60」が、
上演されました。
場所は、モントリオールの中心地近い大学や劇場、美術館の集まった
プラス・デ・ザール内のサンキエーム・サール。
モントリオール現代美術館地下にあり、300席ほどの客席で舞台が近く
臨場感ある劇場で、積極的にダンスシーンを発信しています。

初日は満員。最終日はスタンディングオベーションもあるほどの盛り上がり!
新聞、ラジオ、テレビでも紹介されました。

「1x60」は、この後2007年3月10日フランス・ロリオンで、5月10日、11日には
カナダのエドモントンで公演します!


制作 四元

July 23, 2006

1x60!!!

1x60いよいよ公演!

6週間の集大成、発表します。

30x30とはまた違った側面のポール=アンドレ・フォルティエ。
映像の南さんに、照明のJohn、音楽のAlain、衣裳のDenisの
力がひとつになりました。

本日、山口で世界初演! お楽しみに。
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制作 四元朝子
(写真 丸尾隆一/YCAM)

July 10, 2006

「1x60」 —作品の誕生風景レポート。

日々、着々と、作品づくりは進んでいます。

7月3日に、カナダ側の照明、音楽、舞台スタッフが到着してから、それぞれの作業をこれまでフォルティエさんと南さんが作ったものに融合していく作業の始まり。
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スタッフ顔合わせ:
左より南隆雄、田島佐智子(YCAM 照明)、ポール=アンドレ・フォルティエ、ジョン・モンロ(照明コンセプト)、ドゥニ・ラボワ(衣裳)

毎日、一日の作業の最後にそれまでできているものの通し。

1日目は、とりあえず、個々が作っているものを舞台上で披露。それぞれの個性が露出。
2日目は、総合性を確認して、話し合い。お互いのみせたいところや、意図するところやもろもろ。
3日目、4日目と続き、踊り手の動きを、映像を、照明を、音楽を、見せ合う、話し合う。
個々の要素を融合させ、あわせて一つのまとまり感を見つけていくことの繰り返し。
個々での作業をして、舞台であわせて、全体を確認、話し合う作業の難しさ。
しかし、ひとつづつが洗練されていく舞台が、目の前に広がるどきどき感。


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通しをするフォルティエさん。

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繰り返されるミーティング風景。

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お互いの意思を確認し、見せ方を再考する。何度も、何度も。

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楽屋での個人作業は昼夜続く。

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劇場内での個人作業も。

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一日の終わりは翌日の作業の確認。
誰がいつ、舞台でどの作業をするか、時間ごとに振分け。
限られた時間を効率よく使うための大切な確認時間。


大人数で作る一つの作品「1x60」。
全員の目標は、出来上がった作品を、観客の皆さんと分かち合うこと。その瞬間に向けて、アーティストもスタッフもみんなで全速力で走っています。

制作 四元朝子
(写真 丸尾隆一/YCAM)

July 03, 2006

南隆雄の滞在制作日誌 part2

6/26
初のランスルー。セットの中で約60分踊るフォルティエを見て、ついに作品らしきものが立ち上がったことを実感する。彼が帰ったあと、小1時間わくわくしながらひとりで舞台を眺める。

6/27
休日

6/28
5時まで各々の作業をした後、ランスルーを撮影する。歩くという動作において、A地点からC地点に移動するとき通過するB地点がたった10cm移動しただけで、こんなに舞台の印象がかわるものなのかと驚く。

6/29
昨日撮影したランスルーを、フォルティエと二人で見る。終盤になにかイメージが必要だという合意にいたる。途中、新聞の取材。ここ数日暑い日が続いているので、毎日外で踊っているフォルティエはどうやら少しお疲れの様子。彼はウナギの蒲焼きが好物らしく、夏バテに効くと話したら早速今日食べいくらしい。

6/30
おとついから制作していた新しい映像を見せてみる。いたく気に入ったようす。
まだ、細かいところはは詰めきれていないけど、いいものになりそう。

7/1
制作のあと、夕方から秋吉台国際芸術村での内橋和久さん他の出演するコンサートをみんなで見に行く。

7/2
昨日の記録ヴィデオを見た後。マイクとギターアンプを使ったダンスを試みる。その後、明日到着する新しいスタッフ達に見せるための準備。リチ君にサポートしてもらって、映像機材の設置方法を若干変更する。ヴィデオミキサーなどを追加。マイナーな改善点をすこしづつ詰める作業が続く。

July 02, 2006

サイン!

30x30も13日目。
本日は、曇り空。太陽が時折、見えたり、見えなかったり。
日曜は、周囲のお店も閉まっているので、見てくださる
お客様もいらっしゃらないのでは?と心配しましたが、
今日も多くの方に30x30を見ていただきました。

時間通りに来てくださる方、通りがかりにふと立ち止まって
「噂を聞いていたわよ」とニコニコ顔で話してくださる方。
フォルティエと食事に行ったときのお店の方や、サポートで
入ってくれているスタッフのお友達…お客様のあたたかい
お言葉に、フォルティエもどんどん山口を好きになっているようです。

本日も、皆さん、ありがとうございました。

今日のようなじっとりとした天気の日は、
フォルティエのゆるやかな動きが
街の風景を包み込むんでしまうような、
ずっしりとしたが空気が漂います。
晴れた日、雨の日ともまた異なる印象が。

映像作家の田邊さんも、カメラを通して様々な視点から
フォルティエに、毎日向かい合います。

そして今日は、ダンスを終えたフォルティエと田邊さんに、
いつも見に来てくださる方からサインのお願いが! 
30x30アーティストは、人気者になってきたのですね。

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(写真 喜んでサインをしているフォルティエ)


そして、7月23日にYCAMで世界初演を行う「1x60」制作も
着々と進んでいます。
朝早くから遅くまで作業する南さん、松本さん。
映像の実験、プログラム、構成の検討を重ね
午後はフォルティエも加わり、今までできたところをダンスを入れての通し。
背筋をピンと伸ばしたくなる緊張感のある舞台。

作品が生まれるのに多くの試行を経て、みなさんのもとに届きます。
7月23日をどうぞお楽しみに。

制作 四元朝子

June 20, 2006

ポール=アンドレ・フォルティエ Dance Project

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30日間、30分、街を背景に踊る野外連続ダンス公演
「30x30」いよいよ始まりました!
暑い日も、雨の日も、58歳のポール=アンドレ・フォル
ティエは道場門前・西門前商店街の間の一の坂川で踊ります。
(6月19日~7月18日 12:30〜13:00)

また、同時に山口情報芸術センターでは、劇場用作品
である新作「1x60」の制作もしています。

ここでは、いま山口で発展する「30x30」と、産声をあげる「1x60」
を、アーティストから、スタッフからライブにお伝えします。

制作 四元朝子

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