LIFE by MEDIA

国際コンペティション ― メディアによるこれからの生き方・暮らし方の提案

メディアが変えるコミュニティの形

シェア、ノマド、モバイルハウスなど、近年変わりつつある「生き方」や「暮らし方」。そしてこれからますますメディアが生活に溶け込むなかで、〈ライフ〉の未来はどのようなかたちを描くのでしょうか。このテーマを元にプランを募集し、厳正なる審査を通過した受賞作品を市内各所で展示します。震災をきっかけに、身の回りの情報を摂取し編集する能力に、飛躍的な格差や多様性が生まれました。それは私たちがどこに身を置いて生きるかという問題と、地域社会との関係づくりを問い直すきっかけとなったとも言えます。その時、「メディア」や「情報」といった考え方はどのように地域社会を更新できるのか。そういった問いに対する継続的なプラットフォームとなるようなアイデアを紹介します。
※ 作品の募集は終了しました。

LIFE by MEDIA 特設サイト
LIFE by MEDIA tumblrサイト


<受賞・展示作品>

西尾美也「PUBROBE(パブローブ)」―コミュニケーションを生み出す服飾品というメディア
深澤孝史「とくいの銀行 山口」―市民の「とくいなこと」を運用する銀行
犬飼博士+ 安藤僚子「スポーツタイムマシン」―自分を含めた過去の人々と対戦できる装置

プレスリリース

参加作家 犬飼博士 + 安藤僚子、西尾美也、深澤孝史
日時 第一期:7月6日(土) 〜 9月1日(日) 第二期:11月1日(金) 〜 12月1日(日) 10:00 ~19:00〈火曜除く〉
会場 山口市中心商店街
料金 無料
その他

関連イベント

  • LIFE by MEDIA アーティストトーク&ツアー

    PUBROBEの会場から、スポーツタイムマシンの会場まで、アーティストのトークを交えながら、YCAMスタッフが中心商店街をツアー形式でご案内

    参加作家 西尾美也、犬飼博士、安藤僚子、深澤孝史
    日時 7月6日(土)13:00 - 14:00
    会場 みんなの園[井筒屋前広場](集合場所)
    料金 無料
    その他 事前受付はありません

    「PUBLOBE」制作の様子

プロフィール

  • 安藤僚子 (アンドウリョウコ)

    1976年東京都生まれ山形育ち。インテリアデザイナー。ファッションや飲食のショップデザインを中心にエキシビションスペースの制作、ショップディスプレイ、ブランドのCI・VI、パッケージのディレクションなどをおこなう。ハンドメイドで遊び心のあるデザインを得意とし、インスタレーションの制作、D.I.Y.ワークショップ、和歌山のおばあさんと花を編んで販売する活動(ハナアミ)など、デザインやアイデアを生活に活かすための活動も行っている。
  • 犬飼博士 (イヌカイヒロシ)

    1970年愛知県生まれ。ゲーム監督、eスポーツプロデューサー。映画監督山本政志に師事したのちゲーム監督に転身。人と人がつながるコミュニケーションツールとしてのビデオゲームにこだわり対戦型ゲームだけを制作。コンピュターゲームのオリンピックとも言えるWCGやCPLの日本予選を主催し世界大会に参加。近年はIT(ゲーム)とスポーツの間に生まれた情報社会のスポーツ「eスポーツ」や、空間情報科学をテーマとした展示「アナグラのうた消えた博士と残された装置」(2011日本科学未来館)など、小さなビデオ画面だけに収まらないフィジカルな作品を制作している。

  • 西尾美也 (ニシオヨリナリ)

    1982年奈良県生まれ。美術家。東京とナイロビを拠点に活動する。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。博士(美術)。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目し、市民との協働によるプロジェクトを国内外で展開している。2009年には西尾工作所ナイロビ支部を設け、アフリカでのオルタナティブなアートプロジェクトを開始。美術家として探究してきた装いに対する考察をもとに、2011年にはファッションブランド FORM ON WORDSを設立した。

  • 深澤孝史 (フカサワタカフミ)

    美術家。1984年山梨県生まれ。中心市街地でさまざまな活動や場がしょうがいぶつとなるマラソンコースをつくる「しょうがいぶつマラソン2012」(2012 浜松)、非常時の危機的状況そのものを表現活動に翻訳する「非常美術倉庫」(2012 越後妻有)、通貨のかわりにとくいなことを交換できる銀行を運営する「とくいの銀行」(2011-取手)など様々な現場で日常やその世界の常識を再設定するプロジェクトを主に展開。趣味は鼻笛。


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