ハイナー・ゲッベルス
Stifters Dinge
光、音、声、霧、風、水、氷、絵画、5台のピアノ
事物のざわめきに満ちた機械仕掛けの〈自然〉
10周年記念祭と通底するテーマを持つ作品として、現代を代表する作曲家・演出家ハイナー・ゲッベルスの「Stifters Dinge」を招聘します。俳優が登場しない本作の主役は、光、音、声、霧、風、水、氷、絵画、そして積み上げられた5台のピアノであり、これらの事物(Dinge)たちが、人の手や機械によって制御され、変化を遂げていくことでパフォーマンスが進行します。
19世紀の作家アーダルベルト・シュティフターから刺激を受けたこの作品では、観客はシュティフターの小説の読者のように、目の前に拡がる人工的な〈自然〉が奏でる音に耳を澄まし、時間をかけてその細部にまで目を凝らすことで、自然に対する人間の営みについての問いを体感します。
プレスリリース
参加作家 | ハイナー・ゲッベルス |
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日時 | 7月13日 (土) 19:00開演(当日券有、開演1時間前よりスタジオA前にて販売します) 7月14日 (日) 7月15日 (月・祝) 14:00開演 |
会場 | YCAMスタジオA |
料金 | 全席指定 【前売】一般:4,000円/any 会員・特別割引:3,500円/25歳以下:3,300円 【当日】4,500円 チケット発売日 any会員先行予約:5月4日(土) 一般発売:5月11日(土) |
その他 | ※ 未就学児入場不可 |
関連イベント
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プレレクチャー
参加作家 新野守広(ドイツ演劇批評) 日時 7月13日(土) 15:00 ~17:00 会場 YCAMスタジオ C 料金 無料 (要申込、先着順) その他 ※ 未就学児入場不可 ※ 公演チケット購入の際に要申込 -
10周年記念祭オープニングトーク
坂本龍一 + ハイナー・ゲッベルス 〈アート〉〈環境〉〈ライフ〉「Stifters Dinge」から拡がる2人のアーティストによるダイアローグ。これからの私たちが生きる環境やアートの姿など、未来へのヴィジョンを交換します。
出演 坂本龍一、ハイナー・ゲッベルス 日時 7月14日 (日) 15:45 ~ 17:00 会場 YCAMスタジオA 料金 無料 (要申込、先着順) その他 ※ 未就学児入場不可 ※ 日英逐次通訳あり ※ 公演チケット購入の際に要申込 ※ 参加をご希望の方は、電話または窓口にて、ご予約ください。 ※ 公演チケットをお持ちでない方は、当日残席がある場合に限り入場可
プロフィール
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ハイナー・ゲッベルス
1952年生まれ。コンサート、ラジオ作品、アンサンブルやオーケストラのための楽曲などを創作してきた。90年代初めから朗読と音楽で構築する「ミュージック・シアター」を作曲、演出。それらは主にテアトル・ヴィディ・ローザンヌ(スイス)によってプロデュースされ、世界の著名なフェスティバルや劇場で上演されている。近作に「Songs of Wars I have seen」(2007年)、「I went to the house but did not enter」(2008年)、「When the Mountain : changed its clothing」(2012年)、「John Cage。 Europeras 1&2」(2012年)など現在、ユストゥス・リービッヒ大学ギーセン/インスティチュート・フォー・アプライド・シアター教授、シアター・アカデミー・ヘッセン代表。2012年から2014年まで、国際芸術祭ルールトリエンナーレのアーティスティック・ディレクター。2012年には世界で最も権威のある演劇賞と言われる国際イプセン賞を受賞
- 主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団
- 後援:山口市教育委員会、大阪ドイツ文化センター、スイス大使館
- 平成25年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
- 本公演は宝くじの助成を受けて実施しています
- 企画制作:山口情報芸術センター[YCAM]
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