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2005年05月 06月 

■2005-06-27-(Mon)  今日は1日,データの復旧作業
昨日は,JCDNが主催している「踊りに行くぜ」の選考会がYCAM StudiBであって,ほんのさわりだけだけれど僕も観に行く.去年のRefined Colors workshopに参加してくれた人達も,ずいぶんエントリーされていたのだが,長時間の選考会だったのでとても全部は観ることが出来ませんでした.ごめんなさい.

それから,データの打ち込みをしていたのだけれど,終わりがけに悲劇が...

この仕事何年もやってますが,正直言って初めてです.はい,作り貯めたプログラムのデータ,全部消しちゃいました.パッチから,シーンから,チェィスから,もう全て綺麗さっぱり,跡形もなく,まるで元からそんなモノ無かったかのように消えちゃいました.
それもこれも,僕がこまめにデータをセーブしてなかったからです.
作業終了間際の朦朧とした頭で,「保存」の換わりに「読み込み」(どうやったら間違えるんだこんなモノ!!!)ボタンを押したら,はいそれまでよ.見事3日ほど前のピッカピカのデータに逆戻りぃ.

まあ,救いは,これからプログラム製作のエンジンがかかるところで,そんなにいうほど大量の損失じゃなかったこと.どちらかっていうと,毎日ちょこちょこいろんな事を試している段階だったから,まだ大丈夫.(つまり,毎日ボーっと舞台を見ていただけ.)

それに,これから書き直せば,一度頭で整理されているだけに,シーンの並びとかは圧倒的に綺麗になる.

というわけで,今日は1日,データの復旧作業をしてました.

kinsei

■2005-06-23-(Thu)  UAさん来山
昨日,舞台の下見と,声データのサンプリングのために,UAさん来山.

前日(つまり一昨日),このpathの空間でどんなことが出来る可能性があるかを見せるために,とにかくいまあるネタを整理しようと考えていたら,横にいる大度君が奇声を上げた.彼はよくトラブルに見舞われる,というか,よくモノを無くしたり落としたり忘れたり勝手に壊れたり盗られたりするが,見ると何やら彼のディスプレーにあまり見たくないサインが...どうも,彼がさっき落としただか倒しただか踏んづけただかした,外付けのハードディスクを,Macに繋ぐといきなりカーネルパニックが起こるらしい.
面白がって,作業中のG5にそのHDを繋ぐと百発百中,間違いなくパニックが起こる.
世界最強無敵のHD,素敵.
関係のない人の方が多いだろうが,写真の状況など,見る人が見れば背筋が寒くなるはず.

そんなこんなで遊んでいたら,あっという間に昨日UAさんがYCAMに.
なにせ,口では説明しきれない構造の舞台と客席なので,とにかく見てもらって,システムも出来ているだけだけれど試してもらい,その感想などもこれからの作業に反映していこうという目論見.そのためにスケジュールを調整してもらって,1日だけYCAMに滞在してもらった.
そのあいだに,内橋さんと2回のセッションをしてもらって,そのデータを取り,音や光を動かしてみる.
とにかく音が良くって,思っていた以上に面白い.2人は見た目,本当に何気なくさらっと始めて,弾きだして歌い出したけれど,聞いている間なかなか幸せな気分になれた.これにどんなふうに光を反応させていけばいいのか,なかなかハードルは高い.

kinsei
CRW_8545.jpg 300×200 38K

■2005-06-21-(Tue)  YCAMに入って一週間
YCAMに入って一週間,今日は音響システムの調整に京都から福原さん到着.
天井から吊るスピーカーと照明は,セットアップが完了し,調整を待つばかり.
あとはステージが組み上がってから,そのうえに照明を置いていくのだけれど,この2日間YCAM内ではこっちのセットアップと平行して,館内で長期展示していた「時間旅行展」の搬出が行われており,スタッフは皆さん大忙し.なかなかこっちにまで,十分な手が回らない.ここのスタッフは,本当に限られた人数で,物凄い仕事量をこなしてます.
それでも,当初のスケジュールにほぼ近い形で製作は進行しており,あと数日で実験とリハーサルの日々となりそう.
楽屋に組んでいた臨時ラボの機材も,劇場内のオペレーション位置に引っ越しし,いよいよパフォーマンス内容のクリエーションモードに突入.

kinsei
CRW_8352.jpg 300×200 17K

■2005-06-18-(Sat)  写真間違ってますね、。
1119146282_300x399.jpg 200×300 17Kついに、スクリーンが上に。
今日も朝からStudioAにて籠り作業。

大度

■2005-06-18-(Sat)  天井スクリーンの製作
劇場内では,天井スクリーンの製作が続いている.
かなり大きくて,しかも物質としての量感のあるモノが宙に浮いている,というのが最初のイメージだったので,何とかその感じを現実化しようと,みんながんばってくれている.
とくに,最終的な構造の決定と材料の選択,製作スケジュールを管理してくれているYCAM舞台スタッフはたいへん.何せ,初めての素材で初めての試み,しかも一発勝負.
それでも,今日の夜には,いちおうの形が宙に浮いた.

kinsei
CRW_7769.jpg 300×200 20K

■2005-06-17-(Fri)  今日も朝からスタジオA
演奏用マシン>ルーティン+音響解析>光情報生成マシン
                 >映像生成マシン

通信をMIDIとOSCで分けているのだが、何ともMIDIデータを扱うのが面倒くさいこと。安定しているが非常に不便。

しかし、通信テストをするためにMIDIバージョンとOSCバージョンの両方を開発。

実験の結果では、今の所そこまで差がないのでOSCに決定。一応、いつでもMIDIに変更出来る様にしておく。

小さなシステムではあるが、照明の配置が不規則なため意外と大変である。

通常のLEDのデータ生成の場合、マトリクス状に並べられている事が多いので映像データをそのままDMXに変換してしまうという手が使えるのだが今回はものすごく変則的に照明が並べられているので手間がかかる。
コンピュータ上での映像生成はマトリクスで全て完結出来るので今やっている様な手間は無いですし。。

そして、最終的に出力される光がどのような見え方になるのか今の所まったく想像出来ていません。とりあえずは、どんな状況にも耐えうる様に開発するのみ。

大度
1119146104_300x225.jpg 300×600 42K

■2005-06-17-(Fri)  昨日からYCAM入り.
とにかく現場に入ってしまえば,その仕事に集中できる! はずだが...だがしかし,ツアーから帰って早一週間にもなるのに,Refined Colors京都公演(9月)のチラシの文字校正や別の助成金の申請やと,何だかなかなか仕事が片づかなくて,メールをチェックしてはちょこちょことそれらをやりつつ,pathのプランを現状にあわせてカスタマイズしている.

いっぽう,現場/StudioAでは,着々とモノが出来上がってきている.トラスが組まれ,スクリーンパーツが作られていく.
プランが現実化していくのを見るのは,いつでもぞくぞくするほど面白い.

今日の午後には大度君が東京から戻ってきた.彼は少し前からこっちに来ていたのだが,授業のために東京に2日ほど帰っていた.彼と伊藤君で,山のような機材を楽屋に詰め込んで,こつこつプログラムを進めているが,カーテンを閉め切った部屋全体がぶんぶんいっていて,どうも身体によろしくない感じ.そこに僕もわずかな機材を広げて,今日から作業を始めている.

StudioA中が,結構すごいことになってます.乞う御期待.

kinsei
CRW_7402_1.jpg 300×200 75K

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