carsten nicolai|syn chron
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EXHIBITION


カールステン・ニコライによるインスタレーション「syn chron」は、今年2月にベルリンの新国立ギャラリー (ミース・ファン・デル・ローエ設計) で初公開され、大きな話題を呼んだ新作で、ベルリン側の国際的な協力を得て実現されるYCAM展が、日本 / アジア初公開となります。作品が構想され始めた2年前当初から、ニコライとともに、ベルリンと山口での公開を想定して進められてきたサイトスペシフィックなコラボレーティブプロジェクトであり、しかも今回、サウンド / 映像コンテンツが一新されるニューバージョンの初公開となります。壮大かつ緻密な構想と規模をもつこの作品のために、シアター用のスタジオAを特別に開放して展示を実現する展覧会です。

カールステン・ニコライはドイツ、ベルリンを拠点に活躍するアーティストで、造形アート (現代美術) とサウンドアート (ポストテクノ音響) 両面で世界的評価を受けている点で、きわめて特異な才能ということができます。「ドクメンタ」(ドイツ) や「ヴェネツィア・ビエンナーレ」(イタリア) といった第一線のフェスティバルへの参加をはじめ、欧米各地での数々の個展開催、ライブパフォーマンス、コラボレーションプロジェクトなど、精力的な活動を持続的に繰り広げています。東京では、1990年代後半から数度にわたり革新的な展覧会を開き、日本のアートシーンにも多くのファンを持ちます。また今年からは、ミュージシャン坂本龍一とともにピアノと電子音響のインタラクティブなコラボレーションライブ「insen」のヨーロッパツアーを企画し、各地で絶賛を集めています。