carsten nicolai|syn chron
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PROFILE

カールステン・ニコライ Carsten Nicolai

carsten nicorai アーティスト / サウンドミュージシャン。1965年東ドイツのカールマルクスシュタット (現ケムニッツ) 生まれ。現在、ベルリンとケムニッツを拠点に活動。創造的なプロセスに対する独自の微視的な視点を創りだすために、ビジュアルアートと電子サウンドといった異なる領域の表現をハイブリッドツールとして用いる作品で知られる。その世界は、物理現象、生命現象、カオス現象などにも及ぶ予想のできない形で展開され、絶えず変形する実験室のようでもある。記号的なコードをメッセージ化するサウンドを、視覚化されたサウンドパフォーマンスとして展開。ポストテクノ音響の世界のみならず、現代美術やメディアアートといった多彩な領域を横断し、独自のポジションを確立、国際的にきわめて高い評価を獲得している。サウンドミュージシャンとしては、notoおよびalva notoというダブルネームを用いて、アプローチやコンセプトによって音楽シーンへの使い分けをおこなっている。Pan SonicやOPIETEなど数々のアーティストとコラボレーションを積極的におこない、池田亮司とのユニットcyclo.は有名。2005年秋には坂本龍一とのコラボレーションによるヨーロッパツアーで大成功を収めた。

展覧会歴

1997年「ドクメンタ10」、1998年ライプツィヒ現代美術館個展、1999年「リバプール・ビエンナーレ」、2001年「ヴェネツィア・ビエンナーレ」、「イスタンブール・ビエンナーレ」2003年「ヴェネツィア・ビエンナーレ」、「越後妻有 アートトリエンナーレ」ほか多数。

個展

2000年「polar」(マルコ・ペリハンとのコラボレーション作品 / キヤノンアートラボ)、2002年「平行線は無限のかなたで交わる」(ワタリウム美術館)、2005年「carsten nicolai - anti reflex」(シルンクンストハレ、フランクフルト)、「syn chron」(ベルリン新国立ギャラリー) ほか多数。

Discography

1992年に「noton.archiv fuer ton und nichtton」を共同で創立。1999年に自らのレーベル「raster-noton.de」を主宰。1996年「スピン」以降、2005年「insen」(坂本龍一との共作) まで25枚のCDをリリース。noto、alva notoとしてサウンド制作をおこない、日本でのライヴも多い。

受賞歴

2000年「アルス・エレクトロニカ」デジタルミュージック部門グランプリ。2001年「アルス・エレクトロニカ」インタラクティヴアート部門グランプリ (マルコ・ペリハンとのコラボレーション作品) ほか。