August 13: Contribution for the oF community

今日の開発風景

今日でこの開発者会議も6日目。それぞれのワーキンググループでのコーディングも佳境に達しつつあります。午前中は落ち着いた雰囲気の中、聞こえてくるのは黙々とキーボードを叩く音のみ。一日中開発作業ができるのも、残すところ今日と明日だけ。あっという間に時間が経つものだと驚かされます。

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ofxAddons.com リニューアル!!

今日のハイライトは、何といってもofxAddons.comのリニューアルでしょう。

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ofxAddons.com は、もともとはJames Georgeさんの個人プロジェクトとして始まったWebサイトで、Githubにアップされたリポジトリから「ofx…」で始まるものを定期的にクロールしてアーカイブし、サイトから直接ダウンロードできるようにしたものです。

実際に以下のリンクを辿ると、Githubでofxで始まるリポジトリが大量にヒットすることが確認できます。

このデータを収集してレイアウトして一覧表示しているというのが、基本的な仕組みです。

ジャンルごとにアドオンの一覧が見られるだけでもとても便利なのですが、今回の開発者会議で討議される中で、いくつか問題や要望が出されました。

こうした要望を汲み取ってリニューアルしたのが今回のバージョンです。

それにしても、他の開発作業や全体でのディスカッションをしながら、ほぼ1日でこのリニューアルを行いさらに公開まで漕ぎつけてしまうスピード感には脱帽です。

今回のリニューアルは、James Georgeさん、Lauren McCarthyさん、Cyril Diagneさん、Chris Sugrueさんが行いました。素晴しい仕事に感謝です!!

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アドオンを作成して公開しよう!

今回のリニューアルに際して、アドオンの作成の方法についての丁寧なチュートリアルも整備されました。

アドオンとは何か、どうやってインストールするのかといった基本的な解説から、アドオン内部のファイル構造、そしてその公開までの手順までを詳細に記述しています。(この資料は近日中に翻訳して公開したいと思っています。)

腕に覚えのあるプログラマーは、ぜひアドオンを開発して公開しましょう。何か新しい技術や、まだopenFramworksには取り入れられていない機能などを実現した際に、それを開発コミュニティーへ還元する方法として一番早いのは、アドオンとして整備して公開することだと思います。

openFrameworksのコアな開発メンバーは、こちらが想像している以上に、頻繁に各種アドオンやその開発者についてチェックしているようです。良いアドオンを作ると、徐々に開発者のネットワークの中での存在感が増して認知されるようになるはずです。

ちなみに、世界で一番アドオンを沢山公開しているのは、比嘉了(satoruhiga)さんでした。その数なんと52個!!

貢献に対する賞賛

去年東京で開催されたFITCというイベントでKyle McDonaldさんが「How to Give Everything Away (全てを公開してしまう方法)」というタイトルで講演を行いました。その内容は、タイトルの通り、作品、コード、行動、考えなど全てを公開することの意義について語るというものでした。

Videmoで、同じ内容の講演の映像が閲覧できます。

ここで彼が発言していた印象的な言葉として「シャイであるということは、自己中心的なのだ」というものがありました。これは、自分が恥かしがり屋だからという理由で持っている情報を公開しないという態度は、それを必要としている人へ情報を届けることを怠っていることである。つまり、情報を独占する自己中心的なわがままな行為であるという考えです。彼はまた「どんな情報でも、それを必要としている人がいるはず」ということも述べていました。

ofxAddons.comのサイトリニューアルに際して「コミュニティー」というキーワードが頻出していたことが象徴的だと思うのですが、openFrameworksの開発チームは、いかにして多くのデベロッパー達が開発に貢献したいというモチベーションを高めてくれるかということに対して、色々な知恵を絞っているように感じます。

実際に開発者会議に参加して強く感じるのは、何か新しい事をやろうという提案には賞賛を惜しまないオープンなカルチャーです。その人が普段何をしているか、開発者としてのそれまでのキャリアなどを問われることはありません。それよりも「今、何ができるのか?」ということを重視しているように感じます。

今回YCAMで開催された開発者会議は、アメリカ以外で初の開催地となりました(ちなみに、第1回はピッツバーグ、第2回はデトロイト)。日本での開催ということで、総計4名の日本からの開発者も加わることができ、これまで欧米圏に偏りがちだった開発メンバーの構成もすこし変化しつつあります。

とはいえ、openFrameworksの開発者達にとって、日本のopenFrameworksコミュニティーは、ミステリアスな存在のようです。openFrameworksを使用したプロジェクトが数多く存在し、コマーシャルな現場やアートの現場で発表されているのに、その開発者の顔はなかなか見えてきません。まだまだ、日本の開発者からの情報発信が足りていないのが現状です。

先程のKyleさんの言葉を借りるのであれば、日本の開発者は、まだまだ「自己中心的」であるのかもしれません。

今日の食事

昼食は、キンピラゴボウや茄子の煮付けといったヘルシーメニュー。そうめんにのせていただきます。体に優しい味。

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夕食は、グリーンカレー! スパイシーとても美味でした。

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posted by Atsushi Tadokoro

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