建築ユニットとして建築家市川創太を中心に1998年に開設。プロジェクトごとに専門家によってメンバーを編成。ハードウェア/ソフトウェア両側面の技術を駆使し、多様なメディア、プラットフォームを横断しながら建築のビジョンを提案している。空間を計測する装置・プロセスとして「建築」を位置づけ、空間ノーテーションを提示するインスタレーション《2 Skins - Architecture without building》(1998) から、3次元音響システムを使った音の建築《dqpb-dynamic quadruple phonic building》(2000-) などへと展開している。空間計測の対象は《鎖漠値帯》(2000) 、《plaNet Former》(2002) 、《RH+》(2000) など、ネットワーク空間にまで言及される。現在は、一連のCorporaプロジェクトにおいてボトムアップ的なセルラオートマトンのプログラムを応用し、自律生成による建築を研究中。
www.doubleNegatives.jp
doubleNegatives Architecture主宰者。1995年空間ノーテーションに関する《なめらかな複眼プロジェクト》を開始。1997年Knowbotic Research《IO_DENCIES TOKYO》(キヤノン・アートラボ) に建築/都市リサーチコラボレーターとして参加。1998年荒川修作+マドリン・ギンズの数奇屋建築《ひなやプロジェクト京都西陣》の基本設計および実施設計に従事。1998年doubleNegatives Architectureを開設。2003年アーティスト三上晴子氏との共同制作《gravicells-重力と抵抗》(www.G--R.com) を、山口情報芸術センター (山口、日本) で滞在制作・初公開後、2004年DEAF04 (ロッテルダム、オランダ) 、2005年Transmediale05 (ベルリン、ドイツ) 、SHARE (トリノ、イタリア) 、VIA (モブージュ、フランス) 、EXIT (クレテイユ、フランス) 、Ars Electronica (リンツ、オーストリア) 、Possible Future (東京、日本) 、2006年O.O.H (ヒホン、スペイン) 、2007年Mois Multi (ケベック、カナダ) 、EL MEDIO ES LA COMUNICACION (サンタクルーズ、スペイン) で発表。
メディア・アーティスト、Knowbotic Research やStahl Stenslieのソフトウェアエンジニアを担当するなど、アーティストとの共同作業も多くこなしてきており、プログラマーとしてのみならず電子工学のエンジニアとしても豊かな知識と経験を持つ。自身もアーティストとして作品展示を行っている。現在は University of Applied Sciences and Arts Zurich (HGKZ), Department Interaction Design, Zurich Swissチューリッヒ造形芸術大学で教鞭をとり、自身の研究室でラピットプロトタイピングなどの研究を行っている。今回コンセプト構築、アルゴリズムデザインのほか多くのビジュアライズ プログラミングを担当する。
ブダペストのニューメディア・アート活動の中心を担っているオープンラボNextlabの設立に携わり、Emergent Systems ResearchInstitute の副社長でもある。Tilos Radio のメンバーの一人でもありネットラジオのネットワーク ソフトウェア エンジニアリングに精通し、いくつかのネットワークオープンソース活動にも参加している。人工生命に関する研究で博士号を持つ。今回コンセプト構築、アルゴリズムデザインのほか、ネットワーク構築、プロトコルデザインなどを担当する。
unICoRn主宰。デザイナー/デジタルレタッチング・アーティスト。ロンドン国際広告賞 (LIAA) 入賞等。 これまでのdNAのグラフィックパートのほとんどをデザインしてきた。
今回はビジュアルイメージ、アイコンデザイン、テクスチャーデザイン、コンセプトブックデザインを担当する。
オリジナルなプログラムやデバイスを用いたサウンド・パフォーマンスや、ソフトウエア・アートの制作研究を行っている。近年は3次元空間における独自のユーザー・インタフェースを設計し、それを用いたリアルタイム音響合成ソフトウェア《VP3L》を開発している。《VP3L》を駆使しNIME (New Interfaces for Musical Expression) (パリ, フランス, 2006) にてパフォーマンスを行う。《VP3L》インスタレーションをNTT Inter Commnication Center [ICC] (東京、日本2006) にて展示。IPA 2007年度第I期 未踏ソフトウェア創造事業に採択されている。現在、多摩美術大学大学院デザイン専攻大学院2年、サウンド&メディア・アート研究室所属。今回は、サウンドデザインを担当する。現在、YCAMの長期展示作品シリーズ「scopic measure」にて、「VP3L」のインスタレーションを展示公開中 (2008年1月13日まで) 。
1994年にゴールデン街の小劇場を手がける (JIA卒業設計競技金賞) 。同年、幾何学理論の研究を開始 (吉岡文庫奨学金 )。1996年、テンセグリティー・モデリング・マニュアル (サロン・ド・プランタン賞) 、1999年、Dymaxion Perspective (多面体投影による全視野撮影) 。2001年、StudioMOにて曲面トラスによるスポーツ施設の設計を行う (ローマ賞三等) 。
同年、アーネム・建築アカデミー講師、VMX Architects (オランダ水利省オフィスビル設計競技1等) 、2003年佐々木睦朗構造計画研究所 (モンジュイック2パビリオン0他担当) を経て、 2006年NAL設立 (メルシーボーク大丸京都店 [遠藤治郎+住吉正文共同作品] ほか) 。
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