![works | datamatics [ver.2.0]](img/datamatics_category.gif){kind=small}
池田亮司のプロジェクトdatamaticsは、われわれの世界に広がる不可視で多様な実体性をもつ「データ」を知覚するポテンシャルについて探究するアートプロジェクトです。
Audiovisual concert datamatics [ver 2.0] は完全版として、先行する以前のヴァージョンから、新たにポンピドゥーセンターおよびYCAMにより委嘱された第Ⅱ部のパートが追加されています。
サウンドや映像、ときにはソースコードをも含んだオリジナルの要素は、客観的に脱構築されながら、datamatics それ自体の原理が再遂行され、一種のメタdatamaticsとでも呼ぶべき新たなパートを生み出しています。超高速のフレームレートや変動するビット深度など、サウンド・映像の両要素において、作品における技術的なダイナミクスは、依然われわれの知覚の閾値に挑戦し続けます。
「datamatics [prototype]は、アーティストとして紛れもない池田固有の語法を構築することで、彼の力量の高さを示している。」– The Wire, 2006
movie: extracted from datamatics [ver.1.0] ©Ryoji Ikeda 2006-08
コンセプト・コンポジション：池田亮司
コンピュータグラフィクス・プログラミング：松川昌平、角田大輔、平川紀道、徳山知永
共同委嘱：AV Festival 06, ZeroOne San Jose & ISEA 2006
制作：Forma
共同制作：ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター、YCAM
協力：Recombinant Media Labs
〈2006-2007年作品〉