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池上高志 いけがみ たかし

複雑系研究者
89年東京大学大学院理学系研究科、物理学修了。理学博士。現在は、東京大学広域科学専攻教授 。複雑系と人工生命を研究テーマとし、ダイナミクスからみた生命理論の構築を目指している。博士号取得後、自己複製や進化理論、ゲーム理論の研究を精力的におこなう。その成果を「複雑系の進化的シナリオ」( 朝倉書店)として刊行。98年以降には、身体性の知覚、進化ロボットの研究を展開。近年は、油滴の自発運動の化学実験や、自律ロボットを使ったロバストネスの実験もおこなっている。07年その成果の一部を「動きが生命をつくる」(青土社)として出版。おもに人工生命の国際会議(ALIFE)に参加し、08年の人工生命国際会議の基調講演なども務める。国際ジャーナル(BioSystems, ArtificialLifeなど)の編集もおこなっている。
http://sacral.c.u-tokyo.ac.jp/