開発者会議3日目、徐々にお互いの空気も打ち解けてなごやかなムードになってきました。
朝イチのメニューは、Kyleさんによる日本語講座。基本的なあいさつをKyle先生に続いて発音して、みんなで日本語会話の基礎をお勉強。日本で生活していくのに欠かせないものを、厳選した内容は…
「ごめんなさい」「コンニチワ」
「ありがとう」「アリガトウ」
「どうぞ」「ドーゾ」
「どうも」「ドーモ」
「生ビールください!」「ナマビール、クダサイ!」(!?)
場があたたまってきたところで、本日のタスク。昨日の「openFrameworksへの夢」の内容をうけて、技術的に検討を加える事項を整理して、作業グループに分かれて個別にディスカッションすることに。
グループのテーマは以下のようになりました。
プログラマブルシェーダ(GLSL)のわかり易いサンプルの整備や、様々な技術的な機能の追加など
openFrameworksではまだ弱い部分が多いサウンド周りの機能の追加と整理、ファイル操作やミキシングなどを簡単に扱うことのできるクラスを開発
既に存在する「ofxAddons.com」をより使い易くするには? より多くの開発者を魅きつけ、なおかつ自動的にコンテンツが生成されていく仕組みづくり
多言語環境の実現(Unicode環境の整備)、2バイト文字の表示、カーニングやハイフネーション、絵文字の表示などより木目細かな文字表示のための基本クラスの構築
リストから想像がつくように、かなり技術的に突っ込んだ内容で、しかも早口の英語でトピックスが次々と変化して、ついていくのが大変。田所は、日本語環境を理解できる開発者がぜひ必要ということでTypographyチームに参加してみました。しかし、UnicodeやOpenGLでの文字の扱いに関してあまりに素人すぎたせいで、なんだかリーダーのChristopher Baker先生からレクチャーを受けているような状態になってしまいました。もっと勉強します…
それぞれのワーキンググループでは、真剣な討議が長時間続きました。
数時間の議論を経てそれぞれのグループのディスカッションがひととおりまとまったところで、もう一度全員で集合し、検討した内容を、みんなで討議していきます。
開発者たちの熱気はすさまじく、ハイスピードで様々な意見が交換されていきます。一人一人の技術的な知識範囲が広くしかも深い上に、さらにそれが十数人集まるので、議論は当然のように白熱。openFramworksの開発コミュニティーの強さの秘密を垣間見た気がしました。まさに、「DIWO (Do It With Others = みんなで作る)」精神の現場といった感じ。
濃密な熱い議論は、2時間以上休みなく行なわれました。
「ろくろ」もたくさん回ってます。
今日も、YCAMスタッフの方お手製の、すばらしい食事の数々が提供していただきました!
昼食はカレー! トッピングの茄子の煮物も美味しかった。
そして夕食は、やきそばとタコ焼き!
大変、おいしゅうございました!
posted by Atsushi Tadokoro