感謝、感謝、感謝!!!!

大友本人で〜〜す。ENSEMBLES無事オープンしました!
YCAMオープニングコンサートにきてくださったみなさん、本当にありがとうございました。チケット取れなかった一部のみなさん、ごめんなさい。特設の席をつくってもらったりして、なるべく入れるようにしたのですが、予想をはるかに超えて盛況でした。コンサートのほうは、もう言葉もないくらい満足。みな素晴らしい演奏でした。

展示作品もおかげさまで好評で、ほっとしております。本音を言えば、どの作品も、企画段階で想定したいたものをはるかに凌ぐ作品になっていて、自信と確信を持って、いいものが出来たとおもっております。単にいいものというだけじゃなく、僕等がYCAMのスタッフとみなでつくる一期一会の機会が作り出した、これまでに、まだどこにもなかったような、奇跡のような作品になってると、今はもしかして出来たばかりで気分がハイになってるだけかもしれませんが、でも、本当にそういうふうに思っています。すごい作品です。

今回は『ENSEMBLES』というタイトルが示すとおり、何人もの人たちが一体となって作り上げた作品で、わたし個人の仕事ではなく、完全な共同作品、音楽で言えばいくつものバンドが同時進行で作品をつくった感じです。それぞれの作品を言葉で説明すること、もちろん出来なくはありませんが、でも、なにより、ぜひぜひ現場に行って、実際の空間を体験してみてください。しかも出来ることなら長い時間、コンサートを見るように、作品に接してみてください。どの作品も、ゆったりとした時間の中で見るように出来ています。正確には、ある程度の時間つきあわないと、見えてこない、聴こえてこないように出来ています。そのぶん、聴こえてきたとき、見えてきたときの見え方、聴こえ方は、さらっと接したものとはまったく異なるものになるのではと思います。
わたしの希望を言ってしまえばそれぞれ最低でも40〜50分。本当ならコンサートを聴くように、1時間半でも2時間でも居てほしいなと思っております。

この先さらに高嶺格さんと『orchestras』という巨大作品を制作、これは8月23日に発表の予定で、この日にはONJOや飴屋法水さん、音遊びの会、宇野萬さんほか多数の演奏家が参加してのオープンコンサートもあるので、多分この日を目指して遠方から来る方多いと思います。そういう方にひとつだけアドバイスすると、出来ることなら、作品をじっくり見る日を前後にとっておいてください。23日は昼間から夜まで全館いたるこころで演奏がくりひろげられているので、個々の作品をじっくり見ることは不可能です。むしろYCAM全体が祝祭空間のようになっていて、それを楽しむ感じになると思います。

なので、たとえば前日に『quartets』『filaments』『without records』をじっくり見ていただいて、23日はオープンイベントを。で、翌日は『orchestras』と23日からバージョンの変わる『filaments2』をゆっくりみたいなかんじで。そうそうオオヤケにはアナウンスしていませんが、今やっているの『filaments』は8月22日までで、23日からはバージョンが変わり『filaments2』になります。『without records』も実は日々バージョンが変わっていくので、7月に見たものと8月、あるいは9月、10月では、多分、結構違うはずです。そいう意味での長いスパンの楽しみ方も可能です。

オープンコンサートのあとは、YCAMスタッフやボランティアチーム、出演のミュージシャンやアーティスト、そしてかけつけてくれた友人知人たちとみなで打ち上げ。今回展示準備期間中も何度となく打ち上げにいきましたが、この日の打ち上げは、わたしの人生の打ち上げ史上にのこるくらいの、オープニングコンサートの幸せな気持ちがそのまま続いているような素敵な打ち上げでした。このまま本当に山口に住みたいです。
翌日にはおもわず不動産屋を見てしまったくらい。もうYCAMに就職させてくださ〜〜〜い。

本当に感無量。YCAMのみなさん、アーティストやボランティアのみなさん、ココロから感謝しております。

とはいえ、ここで油断してはならず。まだ2期オープンに向けて高嶺さんとのorchestrasの制作がまっております。こちらも1期に負けないものにするべく、感張ります!


photo: Ryuichi Maruo

Filed under: 大友ブログ — otomoycam 7:57 PM  Comments (0)