ディレイ電話

音の伝達速度をずらすことのできるテレビ電話。
やりかたによっては音と映像が
まったくかみ合わなくなってきたりします。
普段何気なくおこなっているコミュニケーションは、
おどろくほど微妙な「間」と「一致」で
成り立っていることがわかります。

人と会話をしていると、話のテンポやタイミングって重要だと思わされることってないですか?相づちひとつ打つのも、タイミングがちょっと早かったり遅かったりするだけで、ニュアンスはずいぶん変わってきますよね。それから、アナウンサーが海外リポーターと電話でやり取りするときには、声が届くのが遅れるせいで、何かギクシャクした感じになってしまいます。僕は会話をするときの時間の効果を体験するために、「ディレイ電話」を作ることにしました。すなわち、信号が相手に届く時間を自由に調節できるテレビ電話です。どのくらい遅れたら、会話がしにくくなるか?とか、伝達の遅れる状況でうまく会話するにはどんな感じでやったらいいか?など、いろいろと「間の悪さ」を楽しんでみてください。
(クワクボリョウタ) 

[クリエイティブクルー]
クワクボリョウタ
[プログラミング]
石橋 素

 

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