高速で走れば、時間の進みは遅くなる。
速度をあげるとともに遅れる時計を持って走って、
相対性理論を体で納得してみましょう。
今年はアインシュタイン没後50年、
相対性理論発表100年、世界物理年2005にあたり、
関連展示もおこないます。

ニュートンによって築かれた絶対時空は、アインシュタインが発表した相対性理論によって覆されました。「動いている時計は進み方が遅い。」この簡単な結論は、時間の進み方さえも相対的なものにすぎないという驚くべき事実を物語っています。では問題。Aさんから見て、動いているBさんの時計の進み方は遅い。しかしBさんから見ればAさんが動いているのだから、Aさんの時計が遅くなっているはず。あなたはこのパラドックスを解決できますか？
（藤沢健太）

[サイエンティフィック・アドバイザー]
藤沢健太／山口大学時間学研究所
[クリエイティブクルー]
島田卓也／日本科学未来館
[システム・デザイン]
株式会社GKテック

■アドバイザーからのブックガイド
「図解雑学 重力と一般相対性理論」二間瀬敏史著（ナツメ社）
「天体の位置計算 増補版」長沢 工著（地人書館）
「相対性理論を楽しむ本」佐藤勝彦監修（PHP文庫）
「岩波基礎物理シリーズ 相対性理論」佐藤勝彦著（岩波書店）
「図解雑学 時間論」二間瀬敏史著（ナツメ社）
「図解雑学 素粒子論」二間瀬敏史著（ナツメ社）
「図解雑学 宇宙論」二間瀬敏史著（ナツメ社）
「時間の本質をさぐる 宇宙論的展開」
　松田卓也、二間瀬敏史著（講談社現代新書）